新潟ツアー・のどぐろを食べに行く①
新しいカメラを手にしてから、写真を撮るのが楽しくなってきた。私のようなド素人でも、「あ、動いてしまった!」と思わない限り、少なくともピンボケ、手ぶれの写真は無くなった。
料理もかなり接近して撮ることもできるので、ボリューム感も出るし、背景もちゃんとボケてくれるので、いい感じの仕上がりになる。
まだ、存外な所にピントが合ってしまう写真も多いが、それは慣れれば解消できそうだ。
もうひとつ驚いたことは、夜景色だ。なんでも、プレミアムオートという機能を使うと、1度のシャッターで自動的に6枚の写真を撮り、それを合成させて1枚の写真を作ってしまうらしい。
これは夜の宿屋を写したものだが、見た目にかなり近い感じになっている。この画面に合わせてサイズダウンしているが、原寸の写真は、○の部分、「~御一行様」と書いた文字まで読み取れる。結構凄い!
まるで、アナログから一気にBlu-rayの世界へに来てしまったようで、外見はクールに装ってはいるが、心の中は盆と正月が一度にやってきたように興奮している。
さて、前置きはいいとして、毎年恒例の2泊3日の新潟ツアーに今年も行って来た。少しのっぴきならない事情で、常連の2人が欠席となり、4名で出発した。少人数でこじんまりとはしていたものの、いつもとは少し違う趣向もあって非常に楽しい旅であった。
このツアーは、3日間昼は蕎麦と決まっている。ちょうど新蕎麦が出始める時期だし、日頃から蕎麦が好きな連中の集まりだから、旨いそば屋を見つけて出かけるのは、楽しいものなのだ。と、言うわけで初日の1軒目の蕎麦屋は、長野の飯綱高原にある『ふじおか』だった。
長野市内から戸隠高原を経て飯綱高原へ至る道沿いは、見事に色づいた木の葉に覆われている。写真を撮る間が無かったが、そんな高原リゾート地帯の別荘地を用心して走った。ちょっと道を間違えたが、まったくもって蕎麦屋らしからぬ建物が『ふじおか』であった。大きなログハウスなのだ。
完全予約制で週のうち金曜・土曜・日曜・月曜の4日間しか営業していない。殆ど昼だけの営業だし、予約は予定の日よりちょうど1か月前からじゃないと受け付けないので、電話をかけるタイミングを合わせるのがちょっと大変だった。
さて、蕎麦の聖地と言われる蕎麦屋はどんな料理と蕎麦が出てくるのだろうか・・・それにしても、くつろげる店内だ。
1.利休箸の為の箸置き。取り回し鉢のものを取るときに利休は便利だけど、通常の箸置きだと、反対側がテーブルに直についてしまうから、こんな箸置きなのだろう。2.取り回し鉢の盛り合わせ。蒟蒻の甘辛煮 セリの菊まぶし 茄子の煮浸し いちじくの白和え、マコモダケの煮物など。普通の農家でいつも食べているような料理だが、ひとつひとつ丁寧に作ってあって、実に滋味深い。特に都会に住む我々のような人種にはめずらしく貴重な感がある。3.4.なめこのそばがゆ。土楽窯の土鍋で出てくる。これが、実にいい出しで、美味しい。香りと歯ごたえを味わうような1品。5.お待ちかねの蕎麦。女将が「新蕎麦が間に合わなくて・・・」と、運んできたが香りと言い歯ごたえ舌触りと言い実にいい。これが、去年のなら新蕎麦は想像できないと思っていたら「すみません、間に合ったそうです。こちらは新蕎麦で御座います。」と、訂正があった。そうだろう。これは新蕎麦の風味であろう。綺麗に水を切ってあって、それもまたいい。6。正木春蔵作の蕎麦猪口。小ぶり。「あ、正木さんのお猪口・・・」と、思わず口走ってしまった。「よくご存じですね」と、女将。しばしやきもの談義。器にもなかなか凝っている。そこが好きだ。
左:漬物も全部自家製。色よくあがっている。まるで漬物屋のごとく種類が多い。右:冷酒が入ったちろり。外側の陶器が冷たく冷やされていて、酒の温度が上がるのを防いでいる。しまう場所もないのに、こんなのひとつ欲しいなぁと思う。
静かな高原のペンションにでも来たような落ち着いた佇まいの『ふじおか』にいると、もうここで泊ってしまおうかなどと、思ってしまうほどくつろげる雰囲気がある。女将とは初対面なのに話も弾み、楽しかった。ここを後にするとき、主人と女将は車が出るまで、見送ってくれた。
いい蕎麦屋だ。出来るなら雪景色の頃にもう一度来たい・・・そんな風に思った。
つづく・・・
料理もかなり接近して撮ることもできるので、ボリューム感も出るし、背景もちゃんとボケてくれるので、いい感じの仕上がりになる。
もうひとつ驚いたことは、夜景色だ。なんでも、プレミアムオートという機能を使うと、1度のシャッターで自動的に6枚の写真を撮り、それを合成させて1枚の写真を作ってしまうらしい。
まるで、アナログから一気にBlu-rayの世界へに来てしまったようで、外見はクールに装ってはいるが、心の中は盆と正月が一度にやってきたように興奮している。
さて、前置きはいいとして、毎年恒例の2泊3日の新潟ツアーに今年も行って来た。少しのっぴきならない事情で、常連の2人が欠席となり、4名で出発した。少人数でこじんまりとはしていたものの、いつもとは少し違う趣向もあって非常に楽しい旅であった。
このツアーは、3日間昼は蕎麦と決まっている。ちょうど新蕎麦が出始める時期だし、日頃から蕎麦が好きな連中の集まりだから、旨いそば屋を見つけて出かけるのは、楽しいものなのだ。と、言うわけで初日の1軒目の蕎麦屋は、長野の飯綱高原にある『ふじおか』だった。
長野市内から戸隠高原を経て飯綱高原へ至る道沿いは、見事に色づいた木の葉に覆われている。写真を撮る間が無かったが、そんな高原リゾート地帯の別荘地を用心して走った。ちょっと道を間違えたが、まったくもって蕎麦屋らしからぬ建物が『ふじおか』であった。大きなログハウスなのだ。
さて、蕎麦の聖地と言われる蕎麦屋はどんな料理と蕎麦が出てくるのだろうか・・・それにしても、くつろげる店内だ。
静かな高原のペンションにでも来たような落ち着いた佇まいの『ふじおか』にいると、もうここで泊ってしまおうかなどと、思ってしまうほどくつろげる雰囲気がある。女将とは初対面なのに話も弾み、楽しかった。ここを後にするとき、主人と女将は車が出るまで、見送ってくれた。
いい蕎麦屋だ。出来るなら雪景色の頃にもう一度来たい・・・そんな風に思った。
つづく・・・
by oishiimogumogu
| 2012-10-25 20:41
| 旅
酒・食・器そして旅のたわごと・・・
by oishiimogumogu
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