新潟ツアー・のどぐろを食べに行く④

 早朝、T氏とカメラを片手に出雲崎の町並みをぷらぷらと散歩。近所のおばさんとすれ違いざまに「おはようございます。」と、挨拶をしたら「寒いですね~。」と、返事が返った。ところが、二人とも半袖で、素足に宿の下駄とサンダルをつっかけている。微塵も寒いなどと思っちゃいないのだ。「はい~。」と返したものの、何だかばつが悪いような感じがした。
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 去年とさほど変わらぬ風景だが、なんとなく都会からの空気も感じた。例えば、居住誘致の町営住宅として新築の妻入り住宅が建てられていたり、原宿にあるようなレザークラフトの店が出来ていたり・・・その一方で、今年中に昔からの浜焼きの店が廃業するとも訊いた。
 私が感じた“空気”が、この街にやさしいものであって欲しいと願いつつ、旅館の下駄をカラカラと鳴らして歩いた。

 一昨年から、朝食は宿ではいただかず、その代わりにおにぎりと味噌汁だけを作ってもらい、特産品の浜焼きを買ってきて、それをおかずにして外で食べることにしている。
 この日は『磯田鮮魚店』の浜焼きだ。現在、出雲崎で浜焼きを買える店は7件あるが、この『磯田鮮魚店』は、年内に閉店するとのこと。とても寂しい。
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 浜焼きと言うのは、全国でもいくつかるようだが、出雲崎の浜焼きの特色は海岸の砂を囲い、魚沼の白炭で丹念に串に刺した魚を焼くことだ。もともと、沢山取れた魚の保存の為に始まったそうだ。遠赤外線でこんがり焼きあげられた魚は、香ばしくうまみが凝縮されている。
 魚の保存なら、一般的に“干物”を想い浮かべるが、ここで干物を加工してる家は一軒もない。
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 宿の目の前の「いずもさき海遊公園」のベンチに座って、浜焼きの朝食を食べる。赤魚、烏賊、鯖、どれも旨い。この日は快晴。目の前の海は、眼もくらむばかりに輝いている。私は一昨年一緒に来たN女史が、「今までの人生で、最高においしい朝ご飯です。」と、言ったのを思い出した。

つづく

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by oishiimogumogu | 2012-10-27 07:33 |


酒・食・器そして旅のたわごと・・・


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