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農家で蕎麦を食べる~長野から新潟へ④

 さぼりがちなブログを更新。人に会うと異口同音に「この頃、ブログ更新していないね。」と、言われるので申し訳なく思う。日々バタバタ過ごしてはいるが、更新する時間が全く無いわけではないし、ぽちぽち進めて行こうと思う。
 ここ数年、のどぐろを食べるのを楽しみに、せめて年に一度は新潟の出雲崎に行こうと決めて、出かけている。それが、昨年から少々大所帯となって、とうとう今年は8人乗りのレンタカーを借りて、それに大人6人と、酒を積み込んでのツアーとなってしまった。
 このツアーの昼飯は、蕎麦と決まっている。二泊三日の旅だから、昼飯は3回ある。1日目は、信州松本の「浅田」、2日目は妙高の「こそば亭」、そして3日目は・・・

 新潟県の長岡には、数年前から米でお世話になっている田中家がある。私が家で心おきなく食べる米は、混じり気のないコシヒカリ。田中衛氏が丹精込めて作る逸品だ。田中家の田圃は高地にある為、昨年も今年も夏の猛暑にさして影響されず質の良い米が採れている。
 玄米で送ってもらうその米を食べる分だけ、精米機にかけ、中川一辺陶先生にお願いして焼いてもらった、ウォーターシール効果がある加圧土鍋で炊いている。羽釜、鉄釜、普通の土鍋といくつか試したが、一辺陶作の加圧土鍋にかなうものはなかった。
 使う水は、桜島の温泉水。いい加減で、いつでも手を抜く私だが、旨い飯を炊く為には妥協は出来ない。米は炊きあがって、10分程放置。土鍋の圧力が抜けるプシュッという音がしたら、蒸らしが終わって蓋を取ってもよいという合図だ。
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 ふわりと湯気が立ちこめ、つややかな飯粒が白銀のごとく輝いている。これが確認できた瞬間、心の中では自然に稲穂のように頭を下げてしまう。
 茶碗によそった飯が旨いと云うことは、何よりの事だ。全ては、田中のオヤジのお陰である。

 ちょっと前置きが長くなったが、この田中のオヤジは、実は蕎麦も作っている。政府が提唱している減反政策の為だ。理不尽な話だが、そのお陰でプロの職人が打つのとはひと味違う本来の田舎蕎麦を我々は味わえたのだ。

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前夜2時までかかって打ってくれた蕎麦。山芋のつなぎと、ふのりのつなぎ。

 普段、あの店この店と蕎麦は割合神経を遣って食べているが、どうしてしっかりした甘みがあり、もちもちとした食感があった。正直に旨かった。
 オヤジと蕎麦や米の話をしていると尽きることがない。よく研究しているし、何より蕎麦作りや米作りを愛しているのだ。そうして出来た米や蕎麦を居ながらにして味わえることへの感謝の念を忘れぬようにせねばなるまい。

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by oishiimogumogu | 2011-11-25 20:29 |

妙高の在来種を食べる~長野から新潟へ③

 また日にちが空いてしまって、実は今日も「う~ん、明日にしようかな・・・」と、思い始めた。一緒に旅をした御仁が、自身のブログに素晴らしい投稿をしていた。そんなのを見ていたら、満足しちゃって「もういいかな」なんて思う。歳のせいなのか、季節のせいなのかなんだか分からないけど、この頃のんびりしたくなる。しなけりゃならない仕事や家事が終わったら、余計なことを考えずに空を眺めたり、空気の汚れ具合(あるいは透明感)なんかを感じていたいのだ。
 そういう目線で、自分の周りを眺めると、実に余計なものが多いな(肉体のぜい肉を含めて)と気付く。私は相当な物持ちなのだ。大半はガラクタだが・・・
 そう云う訳で、少し思い切っていろいろ処分することにした。それは、明日からすることにして、旅行の続きを書き始めよう。

 こそば亭と云う蕎麦屋は、妙高に麓にある。R292沿いの小さな佇まいの店だ。スケジュールは、朝から押せ押せで、11時30分の開店に間に合わせて入るつもりだったが、1時間もオーバーしてしまった。5~6台入れる駐車場が既に満車。4人も待っている。周りを見渡しても何もないし、外見はなんの変哲もない小さな店だ。だが、人々は「こそば」を求めてやってくる。
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 30分ほど待って、中に入ったが、お目当ての限定新蕎麦はまだなかった。天ぷら蕎麦を頼む。妙高ゆき海老は、小振りで淡白な素直な味だった。3尾付いてきたが、一尾はわざと殻付きのまま揚がってきた。パリパリと音が立ち、香ばしくて旨かった。蕎麦は、モチモチ感と粒々感が少しあった。それを硬めの締まった感じのつゆでいただく。新蕎麦の方も食べてみたかった。少々残念。
 しかし、今回初参加のたこ氏は、蕎麦を2枚も食べている。大丈夫だろうか。今夜は、半端ない量の魚が出るのに・・・ま、一応注意事項は伝えてあるのだし、それにみんな大人なのだから・・・
 私達が食べ始めるころにはすっかり客も引き、他には誰もいなくなった。蕎麦は限定らしく、打った分が終わると閉店するとのこと。待ったかいがあり、ゆっくりできた。




ギターの響きがいい
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by oishiimogumogu | 2011-11-01 22:28 |


酒・食・器そして旅のたわごと・・・


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