蕪の椀


 東日出夫さんは、漆芸作家で家具から食器、それに厨子まで手掛けている。もとは鎌倉彫の職人だと聞いている。伝統的な技法でありながらモダンで、現代の生活にも取り入れやすい作品たちだと私は思っている。
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銀彩の蕪のレリーフが豪快であり、それでいてシックな感じもする。艶消しのような黒漆。かすかに残るヘラの跡が心地よいアクセントになっている。蕪の反対側に古代文字で「蕪」の文字。東さんは古代文字にも造詣が深く、他の作品にもよく使われている。
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内側は銀彩で布張りが見込みとなっている。写真では大きさが分かりにくいが、通常の汁椀より一回り大きめ。小丼といってもいい大きさである。高台は平たく、椀というよりどちらかと云えば鉢に近いと思うが、当代の器は用途を限定せず、その形状の許す限り自由に使えるところがよいのだ。
 私は、この椀をまず正月の雑煮用に使いたくて、製作をお願いした。出来上って、実際に手に取ってみると、かけ蕎麦、かけうどんはもちろん、カレーやシチューにも使ってみたい。または、氷を敷きつめた上に、お造りを少し盛ってみてもよいとも思う。

このダイナミックな椀をとても気に入っている。長い年月をかけて使い込み、いい味をだしてやりたい。
 




私の18番

by oishiimogumogu | 2010-06-18 08:54 | 器・食器・調理器具


酒・食・器そして旅のたわごと・・・


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