秋の恵み


 長岡から新米が届いた。早速、新米を炊く。炊きあがって、土鍋の蓋を開けると、真ん中が盛り上がっていた。茶碗によそうと米粒が半透明で、きらきら輝いている。噛むと粘り気のある瑞瑞しい歯ごたえと、爽やかな香りが広がる。
 米を味わう国は多々あれど、日本人ほど米にこだわる国民もそうはいない。新米だ、玄米だ、コシヒカリだ、あきたこまちだ、有機栽培米だ、そうしてまた、美味しい米を炊きたいが故、ミネラルウォーターだ、精米機だ、圧力炊飯器だ、土鍋だとそのこだわりようも凄まじい。裏を返せば、旨いご飯を食べるためなら、何だってやるのである。
 私も桜島の温泉水と土鍋で、出来うる限り旨いご飯を炊く。
秋の恵み_f0238572_1313232.jpg

 と、云う訳で本日のブランチ。

 横浜の知人が送ってくれた松島の海の幸。焼き穴子、生穴子、帆立貝、大粒浅蜊…全部どっさり。さて、どうやって食べようか・・・

 穴子の白焼きを軽く炙って、大根降ろしと能登のいしる、それに酢橘を添える。帆立は貝殻を外して、エストラゴンソースでイタリアンにした。それに、新米ご飯。納豆。山芋とお揚げの味噌汁。出しは先日いただいた富山のアゴで出しをとった。

 みなさん、本当にありがとうございます。

【和風エストラゴンソース】
 フライパンにオリーブオイルと潰した大蒜一欠けを入れ中火にかける。大蒜からブツブツ泡が出てきたら、殻を外した帆立を投入。下側に火が通ったら、大匙1の白ワインを入れ、蓋をする。蓋をしたら、火を弱め、音が多少静かになるまで放っておく。いい匂いがしてきたら蓋を開け、帆立の上下を返す。
秋の恵み_f0238572_13222831.jpg

 ドライエストラゴンとバター大匙1/2づつ投入。もう一度蓋をして、完全に火を通す(火を通し過ぎると硬くなるので注意)。帆立全体に火が通ったら、蓋を取って醤油小匙1/2を回しかける。照りが出てきたら出来上がり。のと
by oishiimogumogu | 2010-10-01 13:31 | 日々の食卓


酒・食・器そして旅のたわごと・・・


by oishiimogumogu

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

最新の記事

なんだか良く分からなくなるほ..
at 2012-11-28 13:36
なんだか良く分からなくなるほ..
at 2012-11-25 11:09
なんだか良く分からなくなるほ..
at 2012-11-20 20:20
なんだか良く分からなくなるほ..
at 2012-11-14 09:50
なんだか良く分からなくなるほ..
at 2012-11-10 12:45

ライフログ


男の手作り燻製 ― 自慢の肴で今宵も一杯 [PR]

以前の記事

2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月

お気に入りブログ

ご利用はご計画的に。
ご利用はご計画的に。
+nao日記+
独り言
ペルめし。ラテめし。
ハギーの日和見日記
ひろ窯ブログ

Link

カテゴリ

全体
日々の食卓
つくろうシリーズ
旨い店

器・食器・調理器具
酒・酒器
music
Photograph
その他

最新のトラックバック

検索

ブログパーツ

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧