2012年 09月 02日 ( 2 )

外房へ④

 再び更新。前回の投稿を見たら、写真が1枚だけだ。結局、かなり酔っていたらしい。写真を取るのも忘れて、いい気になって、飲み食いしていた。でも、とても楽しかったという感覚が手の平から消えて行かない。記憶の曖昧な所で何をしていたか、事実を突きつけられたらどうしようかと冷や汗も出る思いだが、皆さんどうか許して下さい。。。
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 房総から戻って、再びキブンニに浸りたくて作ったフレッシュトマトのパスタ。
 プチトマトをグリルで焼いて、オリーブオイルに大蒜で風味づけをし、焼いたトマトを炒めるバジルソルトで味を調える。具は炒めたベーコンと黒オリーブ。
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月曜日の昼下がり、パスタを食べながら、GoogleEarthで、行った場所を取りとめもなく眺めなていた・・・

 朝から太陽の光が燦々と降り注ぐ。だから暑いが、この暑さは不快なものではない。H氏とKさん、私で散歩に出た。静かな住宅街。すぐそばにある川まで出た。
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 朝からこんな風景を見て、川沿いに上ってくる波の微かな音を聞いていると、矢沢永吉の古い曲「時間よ止まれ」が、よぎって行く。
 
 戻ると、T氏が起きだして、キッチンに立っていた。数日前に「臨海料理会」の為にH氏が作っていてくれたメニューでは、この日の朝はトマトパスタとなっていた。私は、このパスタを楽しみにしていた。T氏のスペシャルメニューのトマトパスタは想像していたより、ずっと美味しい。シンプルなトマトの酸味や甘味が調和して、モツァレラチーズのもっちりとした食感と風味が絶妙にマッチしている。そして、庭からちぎって来た、バジルの香りがアクセントになって、自然な優しい味に仕上がっていた。屋外でいただくのどかな朝食は、私にとって天からの贈り物のように思える。

 食べ終わって、H氏の運転で、Kさんと私はドライブに出かけた。サーフショップが立ち並ぶ県道を車の間から見える海を見ながら走る。波がいいのか、昨日よりずっとサーファーが多い。
 アイスクリームが食べたいというリクエストに応えていただき、ミルキーソフトクリームを食べた。濃厚でクリーミーだけど、甘味が残らないソフトクリームがワッフルコーンに入っている。子供の後ろに並んで買ったソフトクリームを頬張る。

 戻って一休みした後、H氏はピザの準備に入る。イタリアの小麦粉を使って、生地を作る。手慣れたものだ。生地はイーストが入るので、発行する時間が必要だ。その時間を利用して、コーヒーを淹れてもらう。庭では、スプリンクラーが回り、芝生はその水を吸収して緑が濃くなる。
 さて、ピザだが、マルゲリータ、夏野菜(パブリカ、玉葱、ズッキーニ)、ツナマヨとコーン、そして昨晩の松茸スペシャルがメニューだとのこと。
 H氏が庭のテーブルの上で、分割したピザ生地を薄くのばし、クリスピー仕上げにする。一度トマトソース(T氏特製)を乗せて焼き、その後具をとチーズを乗せて焼く。パリッとした生地に新鮮な野菜が乗りモツァレラチーズがとろけて、美味しさを閉じ込める。ピザカッターで切るのももどかしく、焼いたそばから無くなって行く。特に松茸は絶品だ。これは、また食べたい。
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 ピザのお伴は、勿論シャンパン。ウコンの力は2本買ってあったから、お昼のシャンパンもスイスイ行ってしまう。

 その後、運転して返るお二人には、仮眠をとって酒気を抜いてもらい、Kさんと後片付け。と云っても、二人でするのであっという間に終わる。リビングのソファで二人で世間話をしていたら、日が暮れてきた。
 起きだしてきたH氏と最後の後かたずけなどをして、19時過ぎに名残惜しく車に乗り込んだ。実は、H氏とKさん、私は家が結構近いのだ。
 帰る道中も楽しく話しながらの車中だった。途中のサービスエリアでまたまたソフトクリームタイム。幕張だったと思うが、この辺で車を降りると、普段暮らしている場所と殆ど変らない、べっとりした暑さが肌に絡みつく。
 短い休憩の後、再び車は走り出す。だんだん東京が近付く。車窓にお台場の夜景が広がるのを眺めていると、九十九里の海岸で心地よく纏わり続けた海からの風の感触が身体のあちこちで甦る。
 やがて車は、地元にたどり着く。どんな旅も終わるのだ・・・ささやかな感傷を胸に秘め、私はH氏に別れを告げて車を降りた。

 本当に楽しい二日間だった。最後になったが、シェフH&Tブラザーズに限りない感謝の意を表して、旅の記録を終わりたい。




この旅にはこんな曲が合うかな
by oishiimogumogu | 2012-09-02 17:29 |

外房へ③

 全米オープン5日目。デルポトロが3回戦進出。よしっ!
 一昨日は、何日も前から楽しみにしていた潮で夕食。すっぽんと鱧がお題目。すっぽんの肝は初体験。新鮮だからこそできる技。なんと、オリーブオイルと酢橘で和えてある。臭みなんて一切ない。こんなに上品なものなのか・・・と、舌を巻く。
 昨日はメガマソのライブ。メンバーは3人とも綺麗で驚く。写真と同じだ。特にボーカルのインザーギの歌のうまさを存分に味わう。アンコールでは衣装替えもあって、トークもなかなか楽しい。立ちっ放しでちょっと疲れた。楽しかったけど、一度見てみたかったという欲求は満たされたので、このバンドがもっとビッグになって、ホールで指定席のライブをするまでは、行かなくてもいい。しかし、どうしても行きたいからと当日券で入ったビジュアル系が大好きな後輩は、すっかりハマったらしく、次のツアーも行くと言っていた。身近にこういう趣味(ビジュアル系ロック)の人間がいたことを私は最近知った。本人曰く、「訊かれなかったから、話さなかっただけ。」ということらしい。

 そんなこんなで、更新がまたちょっと滞った。潮に行く道中で、たこさんが「あれ、海の話なかなかいいね。つづくって書いてあったけど、どうせまた続かないんだろうって思ってたら今回はちゃんと続いてた。」と云う。気紛れなブログなので、飽きると長期休暇もありうるが、長い目で見てやっていただきたいと心の中で思う。
 

 さて、房総の旅の続きをもう少し・・・
 ウコンの力superが効いているので、調子よくシャンパンが入る。いろいろ出てくるしほろほろに酔っているので、どれがどのシャンパンなのかさっぱりだ(翌朝、昼の分を含めて7本の瓶が転がっているのを発見。爽快な気分になる)。こうして呑んでいると、日頃の嫌な事も辛いことも(人様から見たら大したことではないのかもしれないが)いつの間にか忘れている。だから、酒はいいのだ・・・。まあ、呑み方にもよるけど・・・
 あれから一週間が経った今でもなんとなくこんな味とかあんな味のものがあったと思い出す。

 ふと気付くと、月が地平線にさしかかっている。空気がきれいなせいか、はっきりと輝く月がとても美しい。その月の白さとは対照的な真黒い大きな土瓶が登場。土瓶の中身は鰹(鰹節はH氏がわざわざ築地から仕入れて来たもの)と昆布の一番だし。そこにイトヨリの身を入れて風味を加え、松茸を投入。最後に糸三つ葉を香りづけに加え、松茸の土瓶蒸しをする。
 テーブルの上にカセットコンロを置き火にかける。しばらくすると、あたりは松茸の香りに包まれて、一同気持ちが黒い大土瓶に集中する。
 H氏が、酢橘を飾り切りし、それを見てKさんが驚嘆の声をあげる。
 そろそろちょうどいいころ合いか。手元の猪口に注いで味わう。
 「こ・これは・・・」心の声が耳まで聞こえる。松茸特有のあの香りに包まれた複雑な出汁のアロマが鼻孔をくすぐる。塩加減がぴったりであった。
 次の一杯は一滴酢橘を垂らす。それがまた別の世界を演出する。fantastic!!大土瓶は猪口で何度もお代わりできるのがいいと思っていたが、T氏が「土瓶のお代わりもあればいいのに。」という。それはいい!! 
 実は、土瓶蒸しは大好物なので、ついつい書き込んでしまう。ついでにもう少し言うなら、関西では鱧、関東は海老と思い込んでいたが、イトヨリは目から鱗だった。つまり、松茸の風味を活かせるなら、そのとき手に入る魚で良いということなのだ。
 
 松茸の土瓶蒸しを味わいながら、焼きマイスターT氏が炭火で松茸を焼いている。松茸をごろんと網に乗せ遠火でじっくり汗をかくまでだ。一同の意識が再び集中する中、ここだ!と云う瞬間を焼きマイスターは見逃さない。
 熱々を手で裂いて、雪塩をパラリ。酢橘を一滴。この香りと歯ごたえは、松茸だけが持つ特別なものだ。酔ってはいたが、私は皆が目を細めて解けそうな表情をしていたのを見逃さなかった。
 
 次は和牛のステーキ。宮崎から送ってもらった肉は、大きすぎて部位が不明だが、焼きマイスターが、またまたちょうどよいミディアムレアに仕上げてくれた。それを特製の赤い柚子胡椒でいただく。結構量が多いかなと思ったが、ぺろりと平らげられ、第二弾も焼いた。流石に旨かった。
 
 こんなに食べてもまだ入る胃袋を持つ驚異の4人は、T氏の特製パエリヤにも触手を伸ばす。海から戻ったあと、ずっと下ごしらえをしていてくれたパエリヤのスープは、魚介類と野菜を煮込んで作ったブイヤベースだ。40?50?cm位の大きなパエリヤパンで米を炒め具を乗せて、スープを注ぐ。スペインが世界に誇る米料理である。煮えてきたところでアルミホイルで蓋をする。薪の火で作るパエリヤは、少し下が焦げたが、美味しかった。ただ座って呑んでいるだけで、次々と出された料理もそろそろ終わり。月はもういなくなっていた。
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 酒飯が一段落して、H&Tブラザーズが、ギターを持ち出して来て、ビートルズを弾いたので、知っている歌を私も歌った。でも、実はここから先は記憶が曖昧で良く覚えていない。知らない間に時間が経って、携帯を見たら1:09と表示されていた。一瞬壊れているのかと思った。幸い壊れていなかったので驚いたが、まさに時間を忘れて飲み食いしていたのだ。ここでお開きにして、さっと片付けて、就寝体制に入る。部屋に行くと布団が敷かれてあり、恐縮。涼しいのでぐっすり眠る。

 翌朝、起きて昨晩の片づけをしながら、おしゃべりをしていたら、Kさんが「昨日は、ノリノリでしたね。」と、私の顔を見てニヤついた。「えっ、何のことだ?」反芻するが記憶が途切れていて、覚えていない。何をしたのだろうか(汗)。訊くと酔いに任せて、結構歌いまくったようだ。あ~っ、どうしよう。恥ずかしい!!そんなことは滅多にないのだが、ウコンの力superは善し悪しだと思った。

★つづく★

by oishiimogumogu | 2012-09-02 08:22 |


酒・食・器そして旅のたわごと・・・


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